おもしろ同人誌バザールレポート(1) 同人誌の可能性

売れた。

すげえ売れた。

10月に入ってから、どうにも調子が出なかったうちのサークルが、めちゃくちゃ売れた。具体的に言うと10月の3つのイベントの合計より売れた。

なんでこんなに本が売れたんだろう。

の前に、まずは「おもしろ同人誌バザール」の概要と、今回のイベントについて振り返っておく。

「おもしろ同人誌バザール」は、評論情報系の同人誌を扱うイベント。一般書籍に近い層を狙うということから、開催場所が「同人誌即売会っぽくない場所」になっているのがポイントであろう。入場無料でチラシも配るので、一般の人が来やすい環境にある。これが今回は奏功した感がある。

天候は必ずしも味方はしなかった。前週に比べればはるかにマシだが、雨の降る中での開催。にもかかわらず開始直後から終了間際まで、人が途切れることがなかった。

550部あった一般向けカタログは全てなくなり、一般来場者は600人近くにまでのぼったと思われる。そしてその多くが、本を見てくれるのがありがたく、買っていただける方も多数いた。

ではなぜ、このような結果になったのだろうか。事前告知やチラシの効果もさることながら、インターネットで話題になっていたサークルさんが参加したことも大きい要素としてある。そしてインターネットといえば、当日に来ることを決めた人が多かったのも印象的だ。

この原因になったのは、これが大きい。→

地道なPR活動の結果で、大きな成果となったイベントだが、私は評論情報系同人誌のポテンシャルはまだまだこんなものではないと思っている。それはおそらく主催も同じ思いだろう。

次はどのような形でイベントを行うのか、とても興味深いし、私もなるべく参加しようと思っている。

さて、後編では私がどのような対策をしたのかに触れてみようと思う。