9/17コミックシティ福岡44報告 文章系同人誌の可能性
台風のさなか上陸した九州。幸いにも搭乗したスターフライヤー機は10分程度の遅延で福岡空港に降り立った。同人イベントでは初となる九州遠征、楽しみと不安とが入り混じり・・いや、8割が楽しみで2割が不安であったと思う。
不安が少なかった理由として、「オリジナル作品や評論同人誌、文章系同人誌は苦戦するのがわかっていたから」である。交通費もおそらくペイしないであろうと思っていた。要は割り切った状態での福岡入りだったのだ。
その大きな理由はジャンル構成にある。とにかくグッズサークル、二次創作のサークルが多い。ヤフオクドームのグラウンドを埋め尽くすほどのサークル数にも関わらず、文章系、評論サークルは数えるほどしかなかった。関東のイベントではそれなりに存在感を見せつつあるジャンルだが、遠征ともなるとこのような状態だ。
これはコミックシティだけではなく、文学フリマなどにも言えることだ。10月に開催される文学フリマ福岡のサークルリストを見ても、大半が小説であり評論ジャンルは本当に少ない。
台風ということもあり来場者も少ないということだったが、私はそのようには感じなかった。意外と多くの人が目の前を通ってくれるなとは感じた。手に取ってくれる人の数も多くはないが、それでも悪いというほどでもない。
実感として思ったのは
九州には評論同人誌文化がまだない
のだと思う。これは九州に限らず、関西や中京圏を含む地方イベント全体で言えることだが、オールジャンルイベントの中で関東ほど評論同人誌の知名度があるわけではない。そもそも、評論同人誌の存在を知らない人が多数いて、面白がって買ってくれたというパターンも今回のイベントではあった。
あと個人的な反省点としては、ハッシュタグを使った告知をもっと多くやるべきだったということ。コミケやコミティアのときと同じようにハッシュタグを打てばさらに事前に知名度を上げることも出来たのではないかと思う。
あ、あと、非常に大きなポイントと思われるものがある。それは例の場所にて・・